*** パリ一人旅 ’16.11***

1日目 成田空港→CDG空港からホテルへ 2日目 モンサンミッシェル1日バス旅行 3日目 ロアール地方の古城めぐり1日バス旅行
JALの直行便でCDG空港へ向かう。空港からは郊外鉄道のRERに乗り、その後地下鉄で2回乗り換えてホテルへ到着した。
部屋に荷物を置いたら、スーパーの場所をフロントで聞いて、夕食やつまみの買い出しに出かけた。

食事代も含めて20万円未満の旅行だった。

エピソードは1〜5
初めてのパリでいろんな事に出会った。
途中で立ち寄った村には「家なき子」の作者であるエクトール・アンリ・マロの生家があった。
近づくにつれモンシャンミッシェルの美しい景観は感動ものである。無料バスもあるが、歩いて近づくことをお勧めします。なお、モンサンミッシェルの修道院の内部は質素なものである。一時代には監獄に使われたらしい。

小雨があったのはこの日だけ。

エピソードは6
日本語ガイドのツアーが取れなかったので、英語ガイドのツアーに参加した。チェックインのカウンターには日本人もいた。参加者は30人程で、十数人の団体(南米)と個人であった。その為バス内での説明は英語、フランス語、スペイン語が繰り返された。早朝(7:15)の出発は渋滞回避、到着19:00は市内渋滞を見込んだ計画である。この日も渋滞に会い到着時刻は20時を過ぎていた。

エピソードは7
4日目 市内バスフリーパスで観光 5日目 美術館フリーパス、移動は地下鉄・徒歩 6日目 美術館フリーパス、移動は地下鉄・徒歩
オペラ座の入場料は10ユーロ、事前調査より値上げされていた。内部は豪華絢爛そのものである。ノートルダム寺院の向かいにあるサント・シャペル寺院は11ユーロの入場料であったが2階のステンドグラスは十分それに値する大きさと美しさを持っていた。凱旋門はバスから眺めることにし、シャイヨー宮の近くで下車。エッフェル塔に着くとエレベータで展望台(115m)に行く観光客が百人近く並んでいた。数時間はかかりそうなので、階段で登ることにした。料金は7ユーロで、1時間余りで見学を終えた。バスでマドレーヌ寺院へ行った後、サクレ・クール寺院に向かった。寺院では運よく聖歌隊の合唱を聞くことができた。高い天井は合唱に奥深さと荘厳さを添えていた。高台にあるのでパリ市内を展望できるいい場所である。時間が足りないので、リパブリック広場はバスからの眺める事にした。




エピソードは8と9
ルーブル美術館の開館は9:00である。30分前に到着し、周囲の風景をビデオで撮って20分前に優先入口(チケット持参者)に並んだ。有名な彫刻・絵に的を絞って歩き回り、自分の位置が分からなくなったら、パンフの部屋番号を示し係員に行き方を尋ねた。1時間半を予定していたが1時間ほどでほぼ目的を達成。歩いてオランジェリー美術館へ、こちらも優先入り口は混んでいない。予定通りなので余裕をもって見学できた。壁一面のモネの睡蓮に圧倒される。昼には列車でベルサイユ宮殿へ向かった。そこでは豪華な装飾などを堪能した。また、広大な庭園に驚かされた。大小トリアスは見るべきものは少なかった。帰りの列車内でマクドナルドのハンバーグを食べて夕食代わりにし、ポンピドーセンター(21:00まで開館)へ向かった。時間を有効に使えるいい場所である。美術館にはダリやピカソの絵もあったが、近代美術の展示が中心であった。なお、松谷武判(たけさだ)氏の作品(1965年)が展示されており、驚いた。

エピソードは10
オルセー美術館ではクールベ、コロー、ミレー、ゴッホ、ゴーギャン、マネ、モネ、ルノアール、セザンヌなど有名な人の絵画を見かけた。前日のルーブルはじっくり見たわけでもないので断定できないがルーブルより良さそうに感じた。ロダン美術館では絵画の展示も見られた。アンヴァリッドではナポレオンの墓を見た。ギメ東洋美術館の展示物はインド・ネパールの仏教関連の彫刻、中国は陶器が中心で日本のものの展示は少なかった。

パリ ミュージアム パスの情報
市内36か所、郊外20か所が対象
日本でも購入できるが空港のインフォメーションデスクでも購入でき、こちらの方が安い。使用開始日の日付と名前を記入して使う。7日間の旅行なら、4日券で6か所以上を見学すると元をとれそう。

エピソード集
エピソード1
空港でスーツケースが出てくる場所に陣取って待ったがなかなか出てこない。隣のフランス女性にそのことを話し、ついでにRERの乗り場について尋ねる。そのうちコンベアはストップした。困惑していると、女性が私の所に戻って来て終了したからあっちを探せと言った。日本と異なり、出る場所が一つではなく、いくつもあった。もちろん私のスーツケースが別な場所にあった。また、空港から出るとRERの標識があり乗り場へ容易にたどり着いた。

エピソード2
切符の自販機には何人か並んでいた。何人かは手続きを間違えて繰り返している。私は購入方法を事前に調査していたので大丈夫と思っていた。しかしうまくゆかない。よく見ると私のクレジットカードが拒否されていた。別なカードで試みると無事購入できた。最初に用いたカードは日本でも未使用のものであり、使用実績がないカードとして拒否されたようだ。

エピソード3
スーツケースを持って地下鉄路線を乗り換える時、通路の途中に階段があった。日本と異なり、駅や通路にエスカレータやエレベータはほとんど無い。大きなスーツケースを持っていると大変である。その場合はバスの方が便利かもしれない。
なお、別な日、ベビーカーを持った人が階段に近づくと周囲の男性が当たり前のように手伝い、助けてもらった人は特にお礼も言わなかった。フランス人の常識的なマナーなのであろう。

エピソード4
地下鉄で二人掛けの席の1つが空いた。中年男性がそこに座れと促したので座るとその男もぴったり体をつけて座ってきた。すると前から座っていた若い男性が中年男性に注意するような話をしている。その後、若い男性は立ち上がって、私に席を譲り中年男性の前に立って私に近づくなと言っているようである。フランス語で話しているので詳細は分からないがスリ被害を防ごうとしたようである。

エピソード5
ホテルに着いたらフロントに尋ねてスーパーに出かけた。ホテルから数十mの場所にショピングモールがあり、そこに大きなスーパーがあった。2.69ユーロのロゼワインやサラミ、水、パン、チーズなどを購入した。支払い時に自販機で拒否されたカードを試したがここでも駄目であった。もちろん別なカードで支払いできた。なお、日本の円で払うかユーロで払うかを選択する場面もあった。

エピソード6
地下鉄を2回乗り換えて、バスの集合場所に向かった。ロンドンの地下鉄では少ない移動距離で乗り換えられたので、パリもそうだろうと思っていた。しかし、百mから数百mある場合がほとんどである。この時間を考慮して出発しなかったので、集合時間に間に合わなかった。しかし、待っていてくれた。なお、1組の夫婦は10分以上待っても来ない。ガイドは参加者に状況を説明して見切り発車した。
エピソード7
英語の解説は半分程度しかわからなかった。しかし、3つ城のうち、2つには日本語のパンフレットが用意されていたので、詳細な解説はパンフレットを見て確認した。ガイドは主なところを引率・説明し、その後は各自自由に見学し、時間までにバスへ戻るというパターンであった。

エピソード8
エッフェル塔では階段で登っても帰りはエレベータを利用できる。下りのエレベータの列に並んでいると中国人の女性が私の後ろにいた南米系夫婦の間に割り込もうとした。私の後ろはお前でないという表情で睨んだら戻っていった。私の仲間のふりをして割り込もうとしたようである。中国人はトイレの列でも割り込んで、ひんしゅくを買っていた。

エピソード9
サクレ・クール寺院から戻ろうとすると一人の男が近づいて私の指にひもを巻き付け、幸福のおまじないとか何とか話しかけてきた。何もするなと大声を出したらスーといなくなった。仲間らしい人も数人見かけた。私が相手をしているスキに背中のザックから何か盗もうとしたようである。

エピソード10
12時前に列車でベルサイユへ向かうことにした。予定ではRERのC線で行くことにしていた。自販機でRERの切符を買う方法が難しいので家族連れの男性に手伝ってもらった。ところが駅に入ろうとすると自動改札機の切符挿入口が閉鎖されていた。無理やり入り込んで運行状態の掲示板を確認した。ベルサイユ行きの列車が表示されなくなった。何か怪しい。後で分かったことであるが区間運休して、バス輸送に切り替わったらしい。別な駅の近くでその説明を見たがフランス語なので全く分からない。結局、3つの駅を確かめたが駅そのものが閉じられていた。仕方なく、電車に乗って若い男性にどうしたらいいか尋ねたがあいまいな返事であった。それを聞きつけていた若い女性が手持ちのiPadで検索してくれ、行き方を説明してくれた。早口でフランスなまりのようで、説明がよく理解できない。そう答えたら、次の駅で電車を降り、ベンチに座りながら行き方を紙に書いてくれた。SNCF(国鉄)のL線を使ってVersailles-R.D.行き(Rive-Dorte)に乗り、無事ベルサイユに着いた。時間はRERの半分の時間なので早かった。但し、RERのC線の駅Versailles-Rive Gaucheより遠い、2時間以上のロスタイムであった。

エピソード11
帰りの飛行機の出発時間30分ほど前に、突然放送で呼び出された。カウンターに行くとフランス人女性の職員から座席の交換を依頼された。ボーイング787はGPSの電波を受信できないので強いて窓側である必要がないので、了承した。座席に着いた直後にCAが来てメッセージカードを渡してくれた。大変感謝され食事・飲料のサービスも普通以上に丁寧であった。

写真集 

ビデオからのスナップショットです。YouTubeのビデオはずっときれいです。
YouTubeのリンク集

モンサンミッシェル
https://youtu.be/iWwHjJBgDgY

ロアール地方の古城
https://youtu.be/ZPU-WoMR_iU

パリ市内観光
https://youtu.be/Qan3Ke4285c

パリの美術館巡り1
https://youtu.be/YFWLaE2H3uU

パリの美術館巡り2
https://youtu.be/tvWU8b9cHjQ
サント・シャペル寺院のステンドグラス サクレ・クール寺院 合唱を聞きました モナリザ ガラスで覆われ見難い
肌の美しさ、本物のような水に感動 色の鮮やかさに感動 コンビニMonopで生寿司を買う
ミュージアム パスの裏と表の画像 オペラ座の入場券
ミュージアムパスでは入れない
JALのフランス人の女性がくれたメッセージ
エッフェル塔とサント・シャペル寺院の入場券
表側?
エッフェル塔とサント・シャペル寺院の入場券
の裏側。
なお、サント・シャペル寺院はミュージアムパスで入れます。
RERはパリ市内と郊外を結ぶ列車で地下鉄と相互乗り入れしている。切符も共通で、同じ自動販売機で購入できる。地下鉄のみの場合、入場するとき切符を自動改札機に入れる。切符は前方から出て戻される。なお、地下鉄から出るときには切符は不要。地下鉄からRER又はその逆の時には切符を自動改札機に通す必要がある。だから、切符を捨てられない。


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